心和整体療術院 研究誌

整体師のちょっと気になる話~自律神経~(25)

前回は『副交感神経とおみそ汁』というお話でした。

今回は『眠くならなランチ法というお話です。

ランチ後に仕事をすっ飛ばしてお昼寝したいっ!
そんな誘惑に何度駆られたことでしょう。
昼食後に強烈な眠気に襲われたりしますよね。
これは食事中に交感神経が一気に優位になり、食後は一転し副交感神経が優位になる急転換からくるものなのです。
通常食事中は「食べる」という行為にて体が活発になり交感神経が高まります。
しかし食後は血流が消化器官に集中してしまうため、脳の血流が不足して頭がぼんやりとしてしまうのです。
更に胃腸が活発に動くことで副交感神経も急激に優位になり、不意に眠くなってしまいます。
ですがこの現象も昼食のとり方で防ぐことができるのです。

ポイントは2つ。

 (1)食事の前にコップ1~2杯の水を飲む
 (2)ゆっくりよく嚙んで『腹6~8分目』の量を食べる

最初に(1)は水を飲むことで腸が反射的に動きだします。
あらかじめ腸の動きを活発にしておくことで、食事中も副交感神経をある程度優位に保ち「急転換」を予防します。
次に(2)はよく噛むことで食事中から徐々に副交感神経を優位にします。
更に量を抑えることで食後の脳への血流不足を防ぎます。
これで満腹時に感じる頭がぼーっとする感じが少なくなるのです。

食事の量を減らせないという方でも、最初に(1)の水を飲むことで満腹感を多少満たすことができます。
そうするとダイエットにもいいかもしれませんね


では今回はここまでで。

次回は『~自律神経~(26)』で続きのお話をしたいと思います。

それではまた^^

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