心和整体療術院 研究誌

整体師のちょっと気になる話~自律神経~(29)『ガムの効果』

前回は『チョコとナッツで疲労回復』というお話でした。

今回は『ガムの効果というお話です。

よく噛んで食べると脳が活性化するそうです。
また咀嚼のリズムや表情筋が緩むことで副交感神経の働きが高まり自律神経も安定します。
つまり『ガムを噛めば、脳は活性化しつつも心は穏やかで平常心を保てる
のです!
スポーツによっては、競技中にガムを嚙むなんていうのもこの効果によるものではないでしょか?
生活の中で緊張する場面だったり、イライラして怒りが沸き立った時などにガムを噛むと落ち着きを取り戻せることがあります。
最近の実験や研究の中にはチューインガムを使ったものがあり、効果が明らかになっているのです。

①ガムを噛むことで脳の血流がよくなり、小脳や前頭葉の運動野では10~40%も血流増加
②ガムを嚙むことで深い睡眠や瞑想の際に見られる脳のアルファ波が増加

つまり②のような状態は、副交感神経の働きが高まり心身が非常にリラックスしたためだと言えます。
更にガムを噛むメリットには、加齢によって起こる歯槽膿漏予防(咀嚼によって思想骨髄の血流がよくなることから)があるのです。
更に更によく噛むことで脳に刺激が伝わり、内臓脂肪を分解する効果のある『ヒスタミン』が分泌され、メタボ予防にもつながります。

身近な場所で販売されており、
価格も安いガムですが意外に健康を維持するのに便利なものですね。
また最近では色々な種類のグミが多く目に付きます。
噛むという観点から考えるとグミでも同様の効果が得られるかもしれませんね。


では今回はここまでで。

次回は『~自律神経~(30)』で続きのお話をしたいと思います。

それではまた^^

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