心和整体療術院 研究誌
整体師のちょっと気になる話~自律神経~(9)
前回は『自律神経のバランスがよいと実年齢より若く見える』というお話でした。
今回は『自律神経のリズムと時間帯』というお話です。
多くの人の場合、朝になると目覚め夜になると眠くなるというサイクルは、私達に備わっている『体内時計』によって管理されています。
この体内時計は自律神経のリズムともつながりがあるのです。
自律神経の正常といわれているリズムは下記のようになります。
★日中:交感神経>副交感神経
★夜 :交感神経<副交感神経
これが体内時計とリンクすることで昼には活発に動くためのアクセル、夜は休むためのブレーキがコントロールされるのです。
しかし睡眠時間の変動や、不規則な食事など生活サイクルの乱れが同時に自律神経の乱れにつながります。
また人間の体内時計の周期は『1日約25時間』といわれているみたいです。
なんと人間は火星向きの生き物だったのですね^^
おやっ?1日24時間で1時間余るのでは?と思われた方もいることでしょう。
実はこの1時間の誤差は光によって調整されます!
それも『朝日』を浴びることによって脳内で体内時計をリセットする機能が働くようなのです。
これも環境に順応する進化だったのでしょうかね?
1時間もの誤差があるのですから、いかに生活リズムの安定と朝日を浴びることの重要性が高いといえるのではないでしょうか。
朝はしっかりカーテンを開けて朝日を感じながらお仕事の準備をしてみてはいかがでしょうか?
では今回はここまでで。
次回は『~自律神経~(10)』で続きのお話をしたいと思います。